**前号までのあらすじ**
新たに活動を展開する地域で土地を借りるためには、政府からのサポートレターが不可欠である。しかし、なかなか取得できない。さらに、提携しているNGOである“WP”との運営方針の違いのため、プロジェクトの方向性が揺れていた。意気消沈しそうな逆境の中で、かものはしコミュニティファクトリーチームは自分達の信念やミッションを再確認したのであった。

**前号までのあらすじ**
新たに活動を展開する地域で土地を借りるためには、政府からのサポートレターが不可欠である。しかし、なかなか取得できない。さらに、提携しているNGOである“WP”との運営方針の違いのため、プロジェクトの方向性が揺れていた。意気消沈しそうな逆境の中で、かものはしコミュニティファクトリーチームは自分達の信念やミッションを再確認したのであった。
-活動休止。再開を目指しての協議へ-
かものはしとしては、「依存を促す事業はしない、自立を促す事業をする」という基本方針に基づき交渉を進めてきた。しかし、ビジネスを用いる手法に対する考え方、役割分担など様々な点で意見が異なり、なかなか難しい。
その上、WPはほかのプロジェクトも抱えており忙しく、協議のための十分な時間をなかなかとることができなかった。
そして残念ながらチクライエン地区でのプロジェクトは、なんとか休止を免れようと動いたが力及ばずいったん休止することとなった。

現在休止しているチクライエン地区のファクトリー
働いている女性たちに対しては、彼女たちが製作した商品を直接買い取る、自立のための研修を提供するなどを提供できないかなど、様々な手段で再開に向けて検討・交渉をしている。
再開を待ち望むファクトリーのワーカーたち。
今後はファクトリー再開に向けて、現地NGOとの協議を継続していく。

本木(共同代表)
止むを得ず活動休止に。日々葛藤
チクライエン地区のファクトリーを休止したあと、彼女たちの家に訪問し謝ると、「早く再開してほしい」と言う言葉とともに、「よい経験ができ多くのことを学べた。ありがとう」という言葉をもらいました。それだけに休止している状態を本当に申し訳なく思い、葛藤する日々です。
児童買春問題を解決するためにここで踏みとどまってはいけない、
一歩また進まなければいけないと考えている。
自分たちがカンボジアの人たちのために、特に児童買春や人身売買の対象になる女性たちを守るために、何ができるのか日々考え、前進してく、強い意思をもって決意を新たにした。
-サポートレターついに取得。満を持して活動開始!!-
ソトニコム地区で新しいプロジェクトをスタートさせようと努力していたが、
なかなか行政からの認可が下りなかった、何度も足を運んで、細かい(ときにいちゃもんとしかおもえないような)修正を繰り返し、忍耐をもってすすめてきた。
そして、ざまざまな方の協力を得て、そしてスタッフが何度も足を運んだ結果、ようやく政府からサポートレターを取得できた。
認可が下り行政手続きが済んだことでようやくソトニコム地区のクチャでの活動を始めることができる。
日本とカンボジア、一体となって盛り上がり、思わず拍手がおこる。
スタッフ同士がっちりと握手を交わし、駐在員の樋口はガッツポーズを見せた。
待ちわびていた、歓喜の瞬間である。

コミュニティファクトリーMAP
チクライエン地区での活動経験を生かして、かものはし独自のファクトリーがついに始動。
サポートレターを待ち続ける間、クチャ地域での展開に備えて、スタッフは着々と準備を進めていた。

コミュニティファクトリーチーム。左から駐在員樋口、ソパート、ソバン
ようやく、ようやく活動を進められる状態にまでこぎつけられた
コミュニティファクトリーチーム。
事業がなかなか思うように進まなかったこともあり、チーム内で士気が下がった時期もあったが、新しい仲間も加わり意気揚々と次のステージへ踏み出そうとしていた。