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©Natsuki Yasuda
What we do in
Cambodia
かものはしプロジェクトは「こどもが売られない世界をつくる」ために
2002年にカンボジアから歩みを始めました。
こどもが最貧困家庭から出稼ぎに出て、
被害にあうリスクを減らすためのコミュニティファクトリー事業や、
加害者の取締りを強化する警察支援、孤児院支援を通し、
カンボジアで「こどもが売られる問題」の解決の道筋をつくることに貢献しました。
カンボジア事業は新団体SALASUSUとして独立し、かものはしプロジェクトはカンボジアでの活動を
2018年3月をもって終了しました。
かものはしプロジェクト結成
当時被害が最もひどかったカンボジアで事業を行うことを決定
都市部で孤児院のこどもたちを対象にしたパソコン教室をスタート
都市部の支援から、よりこどもが売られてしまうリスクが高い農村部の最貧困層への支援にシフト
職業訓練とい草を使ったおみやげ品の製造を行うコミュニティファクトリーを現地NGOと共同で立ち上げ。
初年度は38人の女性たちを迎える。
女性たちの自立支援を強化するため、独自運営のファクトリーを新たに立ち上げる。
孤児院・警察支援に着手
地元マーケットにいぐさ商品の直営店をオープン
孤児院支援終了。毎年50人のこどもを継続的に支援することができ、当初予定通り5年で終了。
売春宿にいる18歳未満が大幅に減少。
（人身売買解決を目指すNGO、International Justice Missionによる調査結果によると、2000年前後には、売春宿に従事させられている18歳未満は30%と言われていたが、2015年の調査では18歳未満は2.2%、15歳以下は0.1%に）
コミュニティファクトリーの自立を決定。
警察支援終了。
カンボジア事業終了。そして、新団体「SALASUSU」として独立。
カンボジアでの取り組み
こどもが売られる問題の解決のために、
私たちは人身売買が起こらない仕組みづくりに力を入れました。
カンボジア政府やUNICEFFが共同で取り組む警察支援プロジェクト（LEAP）の支援に着手。警察官が加害者をきちんと取り締まることができるようにするために、警察官に研修を提供しました。2009年から2015年の6年間をかけて、現場警察官のトレーニング、警察官の評価の仕組みづくり等の性犯罪者を取り締まる能力向上を実施し、一定の成果を収めることができました。
村に仕事を作り、村の女性が自分たちの村から通って働くことのできる職場を作ることで、家族が遠く出稼ぎに出なくても生活でき、こどもが売られる危険がなくなるように、雑貨を作る工房である「コミュニティファクトリー」を立ち上げました。ファクトリーで働く前は、毎日日雇いの仕事を探さなくてはいけなかった女性も多かったのですが、ファクトリーで働いてからは安定した給料で家族を支えることができ、生活を安定させられる女性を増やすことができました。
「すべての人が人生の旅を楽しめる社会へ」というビジョンのもとに、どんなバックグラウンドがあろうと学び続けることができる「誰も取り残されない教室」を作ることを目指し、カンボジア全土により質の高い教育を広げていくための教育事業を実施。コミュニティファクトリーは、そのための拠点として2025年に「学校」としての正式開校を目指して準備中。詳しくは認定NPO法人SALASUSUのWEBサイトから。
カンボジア事業の特集レポート13
「活動を始めて18年、明るい希望を見出した矢先の絶望。でも、この流れを絶対に止めたくない！」 「どうしてこんなにひどいことが起きるのか」。カンボジアで、売春宿から保護された6歳の女の子に出会ったとき、あまりにも年齢の低い子どもが被害にあっていることを知り、怒りに打ち震えました。 2002年に「子どもが売られる問題」がもっとも深刻だと言われていたカンボジアで活動を開始し、「かものはしプロジェクト」を立ち上げてから18年。なんとしてもこの問題を解決したいと強く思った大学生のときから、今で...
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