【寄付月間2024】こどもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会をつくりたい。一緒にアクションしませんか?
date2024.11.27
writer早瀬 真理絵
いつもかものはしプロジェクトへの温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
かものはしプロジェクトの早瀬です。
もうすぐ12月ですね。1年の過ぎる早さに驚いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
ところで、「寄付月間」というのを聞いたことはありますでしょうか?
日本の寄付の文化を広めていくための取り組みとして、毎年12月に行われており、かものはしプロジェクトも賛同しています。そこでかものはしは12月中、今年大きな変化があった日本のこどものための活動についてお伝えしたり、イベントを行い、盛り上げていきたいと思っています。
可能な範囲で、ご寄付・イベント参加・発信等などのアクションで一緒に盛り上げてくださったら嬉しいです!
contents
日本で取り組んでいる問題【こどもの虐待】
2019年から私たちは日本の「こどもの虐待」について取り組んでいます。
日本では、1990年からずっと虐待相談対応件数は増え続けており、2020年以降、年間20万件以上を超えています。
親から十分な食事が与えられず、放置状態の中で生きる小学生。
家での暴力から逃れるために、寒空の中公園で眠る中学生。
生きているのが苦しく、消えたいと言う小さな子どもや若者。
もしかしたら身近に感じられないかもしれないのですが、これは実際に私たちの住む日本の中で起きているのです。
日本のこどもが苦しむ状況を「なんとかしたい」
こどもたちが「消えたい」と思うのではなく、「生まれてきてよかった」と思える社会をつくりたい。
その思いから、現在は大きく2つの事業に取り組んでいます。
①【虐待の予防】困難を抱えた妊産婦を支援する事業
虐待の「予防」のため、困難を抱えた妊産婦が安心して自分らしくいられる「居場所」づくり
②【虐待からの回復】社会的養護を経験したこども・若者の巣立ちの応援事業
虐待からの「回復」に取り組むため、アフターケア(若者の巣立ちの支援)を強化
各事業が動いた2024年
今年の2月、虐待の「予防」事業で昨年から準備を進めてきた、困難を抱える妊産婦のための居場所「ふたやすみ」を千葉県松戸市にオープンしました。困難な環境に置かれ、サポートを必要とする妊産婦さんに、宿泊、日中の居場所、自宅訪問という3つの形で関わっています。行政からの紹介やご相談が増えてきて、居場所利用、自宅訪問という形で何家庭かを現在ご支援させていただいています。
ふたやすみを通じて、直接妊産婦さんに関わっていくこと、そしてその仕組みを広げていくことを目指しています。
また4月からは、虐待からの「回復」の事業として、かものはしプロジェクトは、親や家族に頼ることができない人たちをサポートする団体の全国ネットワーク「えんじゅ」の事務局を担うことになりました。(えんじゅの活動に関する記事はこちら)
虐待を受け、児童養護施設等を巣立つ若者の支援は不足している状況ですが、全国には、虐待の影響などで困難な環境下にある若者の支援に取り組む団体が点在しています。かものはしは、こういった支援団体の数を増やすこと、またアフターケア団体の底上げをすることで、若者たちが地域で必要なつながりや支援を得られ、安心して自分の人生が生きられることを目指していきます。
12月中のブログで、これらの活動については、それぞれ詳しくお伝えしてまいります。
共同創業者・日本事業担当 村田からのメッセージ
皆様からの温かいご支援のおかげで、日本での事業が形になりましたこと、心から感謝しております。
困難な状況にいる日本のこどもたちの状況をなんとかしたい。そんな思いから日本の事業は始まりました。
こどもが虐待で苦しむ状況をなくすために、児童養護施設等を出る若者の巣立ちの支援とそもそもの虐待を減らすために困難を抱える妊産婦さんの支援事業を始めました。
私たちの願いは、嬉しいことがあった時に報告する人がいないという状況ではなく、嬉しいときには一緒に喜びあい、悲しい時には一緒に悲しみ、相談したい時には相談に乗ってくれる…そんな当たり前のことが、全国どこにいても当たり前に存在する社会にしたいと思っています。
ぜひこれからも活動を応援していただけましたら幸いです。
1.寄付をする
1年の締めくくりに、寄付で活動を応援してくださいませんか?
※12月中の都度のご寄付はすべて日本事業にあてさせていただきます。
※税制優遇(寄附金控除)を受けるには、クレジットカードの場合は、11月末までのお申込が対象となります。12月以降のお申込は「銀行振込」をお選びください。
2.物品寄付をする
「ふたやすみ」の運営に必要な物品を募集しています!
2024年11月末から、運営に必要な物品を、Amazonほしい物リストを活用した物品寄付という新しい形でご支援いただけるようになりました。
3.イベントに参加する
12月11日(水)に日本での取り組みをお伝えする活動説明会を開催します!はじめての方も大歓迎です。ぜひ、ご参加ください!
4.SNSでシェアする
SNSのシェアや発信、また周りの方にお話しすることで、課題を広めるお手伝いをしてくださいませんか?
writer
早瀬 真理絵ソーシャルコミュニケーション事業部
小学生の時期をアフリカで過ごしたことが、国際協力のキャリアを目指したきっかけ。民間企業および省庁での勤務の後、家族の海外駐在で専業主婦となり、アイデンティティクライシスに陥ったこともありました。帰国後は、社会課題の解決を仕事にするという決意を胸に就活を行い、かものはしの組織文化と個性豊かなメンバーに惹かれ、2018年に入職。WEBを通じた広報や資金調達などを主に担当しています。自転車での保育園送迎での子どもとの会話が日々の癒しです。