【学生部ゆるかも滞在記】生で見たカンボジア
date2012.10.22
今回のブログは9月にカンボジアを訪れた、かものはしプロジェクトの学生部「ゆるかも」のメンバーによる寄稿です。
学生部「ゆるかも」のブログもあるので覗いてみてください!
今回初めてカンボジアを訪れたメンバーも多く、現地で感じたことをストレートに書いてもらっています。
まだカンボジアに訪れたことのない方は現地のことをイメージしながら、
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はじめまして。かものはし学生部「ゆるかも」で活動しています。
ゆるかもは毎年、夏にスタディツアーを企画して、みんなでカンボジアを訪れています。去年は4人でしたが、今年はなんと13人!なかには、初めてカンボジアを訪れたメンバーもいました。
今回カンボジアを訪れたゆるかものメンバーたち
そんな初訪問のメンバーにとっては、
ゆるかもでカンボジアに関わる活動しながらも、
カンボジアは想像上の存在でしかありませんでした。
実際にカンボジアに訪れてみて、どう感じたのか、
メンバーについても触れつつ、紹介したいと思います!
まず、一番多かったのは交通についての意見でした。
「実際に行ってみると、舗装されていて交通量も多く、コンクリートでできた建物もたくさん建っていて、想像とは違った世界でした」
と言っていました。
また、インドに三か月滞在した後、直接カンボジアに来るという、たくましい女の子もいました!
「カンボジアの初めの印象は、道路は広いしゴミは落ちてないし、交通もスムーズだし、なんてキレイな街だろうって思いました。」
「遺跡に銃痕がたくさん残っていたりと、考えさせられる場面が多かったです。一番想像がつかなかったのは、コミュニティファクトリーで働いている人たちが、もし少し違う運命だったら売られていたかもしれないということでした」
確かに、そのくらい女性たちはいきいきと働いていました。
今回、CFの女性の家庭も訪問させてもらい、観光地を移動するだけでは見られなかった部分も見ることができました。
カンボジアの工房で働く女性たちとパシャリ
「街から30分ほど行くと農村があり、差があるんだということを感じました」
「市街地とそれ以外の場所では生活が明らかに違っていたし、観光客の目が届くところには限りがあるのかもしれないと思いました」
農村を訪問した際に出会ったお母さん
それでも、全員が「想像していたより断然過ごしやすかった」と感じたようでした。カン
ボジアの旅は楽しかった、また行きたい、というメンバーばかりです。
「カンボジアは温かい人が多かったです。たくさん話しかけてくるし、日本語も"こんにちは"とか簡単な言葉だけれど、わかる人が多いことに驚きました」
「ポルポト政権が崩壊して30年余りしか経ってないとは思えないような、カンボジアののんびりした空気感や人の優しさがありました」
「カンボジア人は、元気で生き生きとしているなと感じました。楽しそうに笑っている顔しか、思い出せないくらいです。発展途上国で貧しいから、満足な生活ではなく、表情も暗いのかと思っていました。訪れてみて改めて、お金があることと、幸せであることは、イコールではないのかもしれない、と感じました」
実際に自分の目で見て、感じることで、
それまでのイメージがガラッと変わることもあると思います。
今回の旅で、ある人に
「カンボジアに来ているだけで、リスクを背負ってきてるんだよ。だからこそ、その経験は宝だ」
と言われ、それがとても印象に残っています。
なかなか行きたいと思っても、
実際にその場所に行くまでには色々な障壁があったり、
結局行けなかったりということもあります。
それでも、実際に自分で見て、感じることで、それまで見えてこなかったものが見えたり、価値観が広がったりするのではないでしょうか。
また来年もカンボジアの空気に触れ、人に会いに、カンボジアを訪れたいと思います。