カンボジア女性の進化し続けるチームリーダートレーニング
date2013.12.5
みなさんこんにちは!
先月卒業し、カンボジア駐在インターンをしていた田中將介です。
私が執筆するのは、今回の記事で最後になります。
以前「国を超えるとリーダー像は違うのか」という記事で、
カンボジアで行っている
チームリーダートレーニングについて紹介しました。
ご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてください!
今回は、
チームリーダートレーニングの最新の情報をご紹介します!
※チームリーダー陣で話し合っている様子
そもそも目的は?
それは、約130人の働く女性たちをまとめる存在であるチームリーダーに、
コミュニティファクトリーの生産管理や
女性たちへの指導・教育が行えるようになってもらうことで、
全体の運営をスムーズにしようという目的から始まりました。
現在は週1回、すべてのチームリーダーにトレーニングを実施しています。
扱うテーマは様々です。
Production(生産)部門からは、主に労働環境改善に関して、
HR(Human Resource:人材育成)部門からは、
コミュニケーションの取り方やチームマネジメントなどを教えています。
そこで、面白いな!と思ったことがあります。
それは、先日生産部門が「5S」に関してのトレーニングを
行っていたことです。
皆さん「5S」はご存知ですよね?
「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」です。
日本でも大切なことは、同じくカンボジアでも大切ということですね。
国が超えても同じことは多いようです。
また、女性たちが「5S」を意識し、整理整頓を心がけた結果、
いらなくなったい草が、このようにして鳥の家族の巣に変化しました。
私はHuman Resource部門としてカンボジア事業に関っています。
つい先日チームリーダートレーニングが行われたので、
その様子を報告したいと思います。
先生は、Human Resource部門スタッフのサムナンさん。
そして、右のこの女性、皆さん見覚えありませんか?
そう、ヴァンケンさんです!
以前のブログ「チームリーダー列伝!」で紹介されていたヴァンケン、
今現在もチームリーダーとして引き続き頑張ってくれています。
チームリーダートレーニングは、
継続していくことに意味があると思っています。
コミュニケーション能力やマネジメント能力など、
リーダーに必要な能力というのは、一朝一夕には身に付きません。
それでもしっかり時間をかけてトレーニングしていけば、
ヴァンケンのようにコミュニティファクトリーの女性たちを
引っ張ってくれる存在になるのではないかと思うのです。
チームリーダートレーニングはまだまだ改良の余地はありますが、
常に見直し、進化させていくことで、チームリーダーはもちろんのこと、
コミュニティファクトリーで働く女性たち全員が
成長していけたらと考えています。
まだまだ発展し続けるチームリーダートレーニング制度にご注目ください!