カンボジア警察支援の現場からPart1
date2014.1.17
かものはしプロジェクトの警察支援事業の集大成と言える「日本・カンボジア法執行家専門家合同会合」を主催・実施しました。
かものはしプロジェクトは、
カンボジア人身取引特別警察のさらなる能力向上・発展のため、
専門家合同会合をプノンペンにて主催・実施しました。
カンボジア側からは、国家警察を代表してヨク・ソカー国家警察副長官、
かものはしが支援する4州の人身取引特別警察官らが出席し、
各州における最近の児童買春・人身取引事案ついて報告がありました。
各州の人身取引特別警察から、最近の成功事例のみならず
捜査が困難だった事案についても積極的に報告がなされ、
将来どのようにしたら問題が解決できるかについても、
人身取引特別警察と専門家の間で活発な議論・意見交換がなされました。
本会議はかものはしの警察支援事業の集大成といえる会議になり、
出席者からも非常に高い評価を受けました。
また、日本からは2名の警察専門家にカンボジアにお越しいただき、
同会議にご出席いただきました。
そして、各機関関係者の訪問や捜査研修の視察を行った上で、
これからの警察支援事業には何が必要か、
重要なアドバイスをいただくことができました。
今後、今回の会議の成果やアドバイスをもとに、
カンボジア内務省とかものはしは、法執行支援プロジェクト「LEAP(公式ウェブサイトhttp://leap.interior.gov.kh)」の中長期戦略計画を策定していく予定です。
※一連の事業は、公益財団法人日工組社会安全財団の助成を受けています。