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カンボジア出張報告〜現地の人々の働く姿を目にして〜

date2014.11.24

皆さまこんにちは。かものはしプロジェクトの辻桂子です。
私は現在、日本事務所で事務局全般の仕事をサポートする業務を行っています。
私は元々社会人インターンとして働いていましたが、
かものはしが外務省主催のNGOインターン・プログラムの受入団体に採択されたことを機に、
現在は臨時職員として働いています。
先日、「日本とカンボジア、両事務局間の連携をより活性化する」
ことを目的に、上司とともにカンボジア出張に行ってきました。
今回の記事では、その時に私が感じた現地の様子をお伝えします。

出張の中で一番印象的だったのは、

現地スタッフの「積極的に働く姿」でした

私がカンボジアに行く前に想像していた現地の印象は、
・日本人スタッフが主体となってカンボジア事務所を運営している
・コミュニティファクトリーで働く女性たちは、一息つく暇もないくらい必死に働いている
といったものでした。

しかし、実際にカンボジア事務所で働く中で最も印象に残ったことは、
現地スタッフが積極的に仕事に取り組んでいる姿勢でした。
私が日本事務所の取組みを紹介するプレゼンテーションを行った際、
予想以上の人数から質問を受け、
またそれも「日本事務所におけるファンドレイジングの取組みが、
どのくらい事業規模の拡大に貢献しているか教えてほしい」といった具体的な内容でした。
20141002_cambodia_1.JPG
※現地スタッフを前にプレゼンテーションを行う様子(写真最右が筆者)
他の会議でも現地スタッフから活発な意見を数多くもらい、
私が出張前に思っていたカンボジア事務所の印象は、
良い意味で裏切られることとなりました。
実際に彼らの働く姿を目にすることで、
今後はカンボジア人が中心となり、
カンボジアオフィスを運営する、
「現地化」が進むことを願わずにはいられませんでした。
20141002_cambodia_blog_6.jpgのサムネイル画像
※プレゼンテーションの最中は熱心にメモを取る現地スタッフの姿があった

コミュニティファクトリー

で働く女性たちと接して感じたこと

またコミュニティファクトリーを訪問した際には、
女性たちがイキイキと働く姿がとても印象的でした。
・休み時間も忘れるほど熱心にミシン縫いをする姿
・会話を楽しみながらい草を織る姿
・工房内にある託児所にいる子どもをあやす姿
このように明るく笑顔で働く女性たちの様子を通して、
日本の皆さまのご協力が、現地での活動をより促進させていることを実感しました。
さらにコミュニティファクトリーで働く、
ある女性の家庭を訪問する機会もありました。
彼女はカウンセリングの中で、
「毎月安定したお給料がもらえることが嬉しい」
「今後も働き続けて家族を支えたい」と嬉しそうに話していました。
20141002_cambodia_4.pngのサムネイル画像
※実際にコミュニティファクトリーで働く女性の家庭訪問を行う様子
しかし現実に目を向けると、
彼女の家は、本当に人が住めるのかと思わず疑ってしまうような大変な状況でした。
それでもそんな状況を感じさせない彼女の前向きな姿を見て、
彼女のように力強く女性たちが生きることができる世界を
日本から私たちがつくり、そして支える使命があると感じました。
私にとって今回の出張は、
自分がかものはしプロジェクトに貢献できること、
そして今後伸ばしていくべきことを確認する好機となりました。
出張で体験したことを今後の仕事の糧にし、
現地に貢献できることを徐々に増やしていきたいと思います。

20141002_cambodia_blog.pngライター紹介:辻 桂子

かものはしプロジェクト経営企画・管理担当。大学時代にタイで国際ボランティアに参加し、NGO職員になる夢を抱く。総合コンサルティングファームの経理部を経て、現職に至る。現在、労務・法務・経理など事務局全般における業務サポートを行う。

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