栄養たっぷりの給食で女性たちの生きる力を!
date2017.1.13
「今日の給食はきのこ入り野菜炒めです!
体の調子を整えるのは、キャベツ、きのこ、、、、」
11時のファクトリー。鐘が鳴り、お腹をすかせたみんなが集まる食堂からは
こんな声が聞こえてきました。
カンボジアのコミュニティファクトリーでは、
味の素「食と健康」国際協力支援プログラム助成金のサポートを受け
毎日栄養バランスに富んだ給食メニューを提供し
栄養というテーマを使って女性たちの生きる力を育む活動を行なっています。
白米は各自持参。提供するのは一品のおかず。
一見質素ですがそれでも色とりどりの野菜に、
魚や肉などのタンパク質が入った美味しいメニューをみな心待ちにしています。
"栄養知識について学べる機会が乏しい"
"流通が整っていないために限られた食材しか手に入らない"
"新しいメニューの作り方や調理法について情報が入ってこない..."
そんな事情から、大量のご飯に塩辛いおかずを少し、といった日の丸弁当のような
バランスの食事をしている場合も少なくありません。
そこで本活動を通じて
給食で女性たちの栄養状態の改善を行うのはもちろん、それ以上に、
"栄養バランスの感覚を掴んでもらうこと"
"良いメニューを家庭でも実践するためにどんな工夫ができるか考えられるようになること"
"栄養リーダーとして友人や家族のメンバーに栄養知識を伝えらえるようになること"
といった女性たちの生きる力を育むことを目標に据えています。
"以前は野菜を全く食べなかったけれど野菜の美味しさに気づいた"
"もっともっと勉強して自分の家族や子どもが元気に暮らしてほしい"
といった嬉しい声が上がっています。
今日もファクトリーは、美味しく楽しく元気に学ぶ女性たちの笑顔で溢れています。