かもカフェ!ストーリー vol.1~ 一児のパパがボランティアを続ける理由とは~
date2019.1.10
こんにちは!
かものはしプロジェクトインターン生の手塚です。
みなさま、かもカフェ!をご存知ですか?
かもカフェ!とはかものはしのボランティア制度です。
かものはしには、イベントの企画運営や、スタッフの仕事の一部をお手伝いしてくれるボランティアさんがいて、彼らが我々の活動を支えてくれています。
そんなボランティアさんにもっとスポットライトを当て、存在を多くの人に知ってもらいたい、そんな思いから始めたのがこの企画です。
今回は記念すべき第一弾として、かもカフェボランティアとして8年以上、かものはしに関わってくださっている加藤政樹さんにインタビューをしました。
ボランティアとしてどのようなことをしているのか、なぜボランティアを続けてくださっているのか、熱い想いを聞かせてくださいました。
加藤政樹さん(41歳)
2010年からかものはしプロジェクトのボランティア団体「かもカフェ!」で活動。
現在はかもカフェ!の運営リーダーを務める。本業は、コンサルティング会社で事業開発の仕事に携わる。
昨年5月より1児のパパ。
―まず初めに、かものはしを知ったきっかけを教えてください。
きっかけは2010年にカンボジアでボランティアツアーに参加したことです。
カンボジアの様子を五感で感じ、帰国後もカンボジアとのつながりを持ち続けたいという想いからかものはしにたどり着きました。
―なるほど。カンボジアに実際に訪れたことが大きなきっかけとなったのですね。
カンボジアに思い入れの強い加藤さんですが、かものはしがインドに活動拠点を移したときは抵抗感などありましたか。
いいえ、感じませんでした。
きっかけはカンボジアでしたが、活動をしていくうちにかものはしのミッションに共感するようになりました。なので活動拠点を移したことで想いが変わることはなかったです。
―かものはしのミッションに共感してくださりありがとうございます!
活動拠点がどこであれ、かものはしの「子どもが売られる問題をなくしたい」この想いが変わることはないのだなと私も感じています。
―ここからはボランティアの活動についてお話を聞かせてください。
まず初めにボランティアではどのような活動をされているのですか。
私が主に行っていることはかもカフェ!の運営です。現在、かもカフェには約1000人が登録しています。彼らがより活動に参加できるよう試行錯誤をしています。月一回かもカフェ!運営チームで運営について話し合い、コミットしてくれる人が増えるよう話し合いをします。
一方で、皆さん仕事をしながら、家庭を持ちながらの活動になるため、活動を継続的に行うことが難しい人も多く、ホットな状態に保つことが難しいという点があるのも事実です。
そのため、かもカフェ!ではテーマによって担当を決め、その人達を中心に動くという活動方法をとっています。
例えばグローバルフェスタです。
かものはしでは毎年グローバルフェスタで出店しているのですが、準備から当日の運営まで全てボランティアが行っています。ボランティアの中で協力できる人を募りチームを結成し、2か月程かけて準備を行います。基本的には全員社会人であるため、夜7時ごろから集まり会議をすることが多いです。
もう一つの例としては、月一回開催されるボランティアデイの運営が挙げられます。ボランティアデイ運営チームが5人ほどおり、ボランティア全体でより効率的な作業をするために指揮を執ります。
私は、最近では事業報告会での司会とかものはしの忘年会の企画運営をインターン生と一緒に行いました。
このように、自分次第で様々なことができるのがかものはしボランティアの特徴であると私は考えています。
―ボランティアさんがかものはしの様々な活動を支えてくださっていることが良くわかりました。
先ほども少しありましたが、仕事や家庭がありながらどうしてここまでかものはしの活動を続けてくださっているのでしょうか。
私がかものはしでボランティアを続ける一番の理由は、活動を通じて「大きなものに巻き込まれている感」を得ることができるからです。
子どもが売られる問題。この課題を解決することはとても難しく、一人の力では絶対に成しえないことです。しかし、かものはしのカンボジアでの活動が実ったように、大勢で取り組むことで問題解決への糸口は大きく広がります。そこに自分が少し関わることで課題解決の一端を担える。そんな思いが私の原動力となっています。
また、もう一つの理由としては、挑戦できる場であるからです。
私は、仕事をしながらでも社会のために何かしたいと思っている人のエネルギーを上手に使うことができれば、社会は今よりもっとよくなると思っています。そのエネルギーを効率的に使うために自分には何ができるのか、考え、実際に行動を起こせる場がこのボランティアです。
挑戦する機会を与えてくれ、挑戦し続けることを許してくれる、そんなかものはしの環境だからこそ長期にわたってボランティア活動を続けてられているのだと感じています。
―ありがとうございます。
かものはしはミッションに向けた個々の挑戦を受け入れ、達成するために力を貸してくれる場であるというのは、私もインターンをする中で日々感じていることです。
―では、加藤さんがボランティアをしていてよかったと思うのはどんなときでしょうか。
自分の視野が広くなったなと感じるときです。
具体的に、会社では大体自分と同じような知識や経験を持った人が集まりますが、かものはしを通じて出会う人は自分と全く異なる人生を送ってきた人ばかりです。そのような人々と同じ目標をもって進み続けることは時に難しく、衝突することもあります。
しかし、その分いろいろな価値観に触れることができ、新しい考え方を吸収できるとても良い機会です。多様な人とともに活動することで自分の視野が広がったとき、ボランティアをしていてよかったと思います。
―ボランティアというと自分は誰かのために何かをするという印象が強いですが人のためにやっていることが自分のためにもなっている、素敵ですね。
また、かものはしでの活動が仕事に活きている点もあります。
私がかものはしでボランティアをするなかで感じていることは、かものはしはミッション達成に向けてアクションを起こすのがとても上手であるということです。PDCAを上手く活用し、日々前進している様子を間近で見ているので、会社の運営の参考にしています。
―ありがとうございます。ボランティアをすることで様々なことを吸収できる場であることが伝わってきます。
―では最後に、今この記事を読んでくださっている皆様へメッセージをお願いいたします!
支援者の方へ。
いつも温かなご支援ありがとうございます。
支援してくださった大切なお金が効率的に使われるよう、ボランティアという立場を使って精いっぱい頑張っていきたいと思います。
ボランティアをしようと思っている方へ。
世界を少しでも良いものにするため、一緒に頑張りましょう!
―加藤さん、本日はありがとうございました。
◆ボランティアデイ参加者募集!
かものはしでは月に一回、ボランティアデイというイベントを開催しております。
毎回、老若男女問わず様々な方に参加していただいており、普段の生活では関わることのないような人との新たな出会いも待っています。
ボランティア終了後は、かものはしの事業についての講演会、親睦を深める懇親会等、盛りだくさんの内容となっておりますので、ご都合のつく方はぜひ一度ご参加ください!
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