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人身売買と闘うために、走る

date2019.2.20

インドと日本で子どもが売られない世界をつくるために、走る、つながる。

こんにちは!
かものはしプロジェクトインターンの手塚です。

2018年12月、カラフルなTafteesh(※)の文字が書かれたTシャツを身に纏った16歳から27歳の22名のサバイバー(人身売買被害者)がコルカタの街を走りました。

「私たちは誰も売り物ではない。人身売買に反対」

そんなプラカードを抱えて、出場したサバイバーたち。

彼女たちは世界に何を伝えようとしたのでしょうか。

走ることで伝えたかったそれぞれの想い

コルカタマラソンを走ったサバイバーには、それぞれ伝えたい想いがあります。

サバイバーの手には「私たちは誰も売り物ではない。人身売買に反対」あるいは「トラフィッカーは罰せられるべきだ、包括的人身売買法案にYESを!」などと書かれたプラカードが握りしめられていました。

あるサバイバーは言いました。

「イベントを通じて、人身売買というとても深刻な問題があるということを知ってほしい。そしてサバイバーの声に耳を傾け、この問題について取り組んで欲しいのです。」

別のサバイバーは、「私たちは加害者が罰せられ、被害者の正義が守られる法が制定されることを望んでいます」と訴えました。

包括的人身売買法案の採択を訴えることも、コルカタマラソンの焦点の一つでした。

その法案が重要である理由の一つは、人身売買の犯罪を取り締まる国の機関が設置され、サバイバーのリハビリテーションと保護が定められていることです。

サバイバーの多くは救出された後、身体的にも精神的にも多くの傷を負っており、経済的にも厳しい状況です。

彼女たちへの経済的な援助は、彼女たちが新たな生活をスタートさせるために不可欠なのです。サバイバーの手元へ賠償金が遅れることなく届くよう、手続きの効率性を上げることも、彼女たちの要望です。

実際に、今回出場したサバイバー22名中何名かは、走る靴を購入するお金すら用意できませんでした。靴を履いていないことに気づいた現地NGOの職員が彼女たちのために靴を購入し、無事に完走することができました。

走ることでつながるという喜び

今回のコルカタマラソンのように、啓発のために走るというのは、かものはしがサポートするサバイバーたちにとって初めての試みでした。

5キロの距離を、サバイバー、ソーシャルワーカーそしてNGOスタッフも皆で一緒に走りました。

普段走っていない人々にとっては5キロ走るのは中々大変です。

その身体のきつさをみんなで分かち合い走り切ったことで、サバイバーは「みんなでつながることができた」と喜びを感じられたそうです。

サバイバーと普段一緒に活動するソーシャルワーカーやNGOスタッフですが、一緒に走ることで得られる「つながる感覚」やエネルギーは、普段の活動とは違う楽しさがあったようです。

日本でもインドでも、子どもが売られない世界をつくるために走る

日本でも、今年3月子どもの人身売買という問題に心を寄せる人々が走ります。

かものはしプロジェクトは、東京マラソン2019チャリティの寄付先団体として選出されています。総勢約100名のチャリティランナーがフルマラソンに挑戦します。

東京マラソン2019チャリティ、チャリティランナーの方々の温かいコメントをいくつか紹介します。

「女の子が売られない世界を目指して、全ての女の子が笑って学校に通える世界をめざしかものはしのために全力で走ります。」(女性)

「インドの子どもたちの自由で豊かな未来に向けて、全力疾走で応援します。」(男性)

「数年前に生々しく映し出された児童買春の現場映像を見て衝撃を受け、代表の村田さんと話して、「これは一刻も早く解決しなければならない問題だ!」と、ずっと支援&寄付させて頂いていました。 一緒に「子どもが売られない世界」をつくっていけたら最高です。」(男性)

インドと日本、遠く離れた土地で、人身売買と闘うという同じ目的を持って走る人々がいること。

それを支援し温かい目で見守る人々がいること。

人身売買の問題解決という目標を通じて、日本とインドがつながっているように感じました。

走るランナーを一緒に盛り上げませんか?

東京マラソン2019で、かものはしプロジェクトのチャリティランナーの方を見かけたら是非応援をお願いいたします。

かものはしプロジェクトの創業者本木、スタッフ草薙も走ります!

また東京マラソン2019チャリティを通じたご寄付も受け付けています。以下のURLから応援したいランナーの方を、よろしければご寄付で応援ください!

https://www.runwithheart.jp/npo/detail?id=20

かものはしプロジェクトは東京マラソン2019チャリティ事業の寄付先団体です。
東京マラソン2019チャリティ公式ウェブサイト https://www.marathon.tokyo/charity/

※Tafteeshは、かものはしのインド主要プログラムです。被害にあった女性たちが権利・正義を取り戻せるように、インドの中央政府や各州政府、各地区に働きかけ、捜査・裁判や被害者を支援する仕組みを変えていくことを目指しています。

あなたにあった寄付・参加の方法で、
「なんとかしたい」を大きな力に変えていきませんか?

  • 1回でのご寄付はこちらから
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いつも応援ありがとうござます。
「なんとかしたい」を大きな力に変える方法はたくさんあります。
今あなたにあった方法でぜひご参加ください!