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【元かもインターンに直撃インタビュー!】 第三弾~レールに乗らない人生で、社会に良いインパクトを与えたい

date2020.4.23

こんにちは。かものはしプロジェクトインターンの尾嶋です。

かものはしでは、常時数名の学生や社会人がインターンとして仕事をしています。

過去にかものはしでインターンをしていた人たちは、かものはしで何を学び、現在どのような活動をしているのでしょうか。

そんな元かもインターン生の現在に迫るべく、卒業生へのインタビュー企画を行っています。

第三弾は、学生インターンとして、 コミュニティファクトリー(現在はNPO法人SALASUSUとして運営)の仕事を担当していた松崎太河さんをご紹介していきます!


第一弾はこちらから


ーかものはしでインターンを始めたきっかけを教えてください

インターンシップフェアというイベントに参加したしたのがきっかけです。

当時は大学1年生の後期で、アルバイトにもサークルにも勉強にも身が入らず、何をすればいいのか分からなくなっていた時期でした。

暇を持て余していた時にたまたま見つけたこのイベントでかものはしのことを知り、その時にインターン制度というものがあることも知りました。

高校生の時にJICAのシンポジウムに参加して、国際協力の魅力に惹かれたことを思い出したのと、かものはしが社会問題にビジネスの手法を用いて課題を解決していこうとしてるというお話を聞いて、ここで学びたいとインターンを始めました。

 

ーかものはしで行っていたインターン業務内容を教えてください

今のインターン生は担っていない業務かもしれませんが、当時はカンボジア事業の一つであるコミュニティファクトリーで作った商品を日本で管理、販売する部署でインターンをしていました。(注:かものはしのカンボジア事業部は、2018年にNPO法人SALASUSUとして自立したため)

インターンの経験を通じて、世の中の仕事やビジネスの多くは、社会を良くするためにしてる事なんだなと実感できたのは大きかったです。


当時の上司青木さん(写真前列左から4番めの着包み)に会いに行き、カンボジアでアンコールワットマラソンを走った際の写真。(松崎は、後列左から5番目)

 

ーインターンをする前とした後で、考え方や価値観は変わりましたか?

はい、かなり変わりました。

進学校から浪人して東京大学に入学したんですけど、その時はこのまま良い成績をとって、良い会社に入って、ちゃんとレールに乗った人生を送るのが一番良いと思っていました。
一番良いというか、そうしないといけないと思っていました。

かものはしの共同創業者には僕と同じ東京大学出身の方もいるのですが、彼らはその時の僕とは違って、レールに乗らない人生を送っていたんですよね。

東京大学で一番やばいといわれる学科を専攻していたり、大学を中退していたり。
その一方で、めちゃくちゃ優秀で素敵な仕事をして、社会を変えるために活躍をしていて。

そんな彼らの姿を見ていたら、レールに乗らなくてもいいんだな、レールに乗らない人生って魅力的だなと、徐々に彼らの人生に惹かれていったんです。

それで僕の未来の選択肢も広がっていきました。

あとは、NPOとか国際協力機構(JICA)などは社会を良くするために働いていて、それ以外の民間企業はお金を稼ぐために働いているという偏見が取り除かれたのも、かものはしの影響が大きかったです。

世の中の会社や、そこで働いている人たちは、自分が思っていたよりも社会を良くするため、変えるために行動しているんだなという事に気づくことができました。

素敵なビジネスマンの方々とお仕事する環境をかものはしに提供してもらえたのも感謝です。


ーレールに乗らない人生、素敵ですね。

その後は、レールに乗らない人生になっていったのですか?

そうですね。僕の中では色々とチャレンジをする上で、制限を設けることはなくなりました。

大学3年生のときとかは大学を休学して、ベトナムの現地の会社で1年間インターンをしていました。

かものはしでは正直自分の力を発揮できなかったという後悔と、自分の無力さを感じることが多かったです。

なので大学を休学し、ベトナムでは興味のあった分野に取り組み、現地の社員さんと同様の仕事に積極的にチャレンジしました。


ベトナムでの社員旅行でスポーツ大会を行った際の写真。(松崎は、社員真ん中緑色のポロシャツを着ている)

その後2回目の大学3年生の時に、友人が会社を創業するという事で僕もそこに参画しました。それが、現在も所属する株式会社POLという会社です。

本当にいろんな道があるんだなと常々感じます。


ー就職活動をせずに、友人の会社で働こうと思った決め手は何ですか?

ベトナムから帰国後、一度普通に就職活動を始めたのですが、あまりピンとくる企業がなかったんです。

そんな時に、今の会社の代表である友人が、「社会を変える事がしたい、社会に良いインパクトを与えたい」と、そう何度も言っているのを聞き、彼のその想いは、自分が今までの経験の中で得た考え方と近いと感じて、僕も創業に参画しようと決めました。

研究者の可能性を最大化するというビジョンの元、LabTechという研究領域をテクノロジーを用いて課題を解決していくという仕事を通じて、元々やりたかった「社会をよくする仕事」を実現することができています。

最近では、かものはしプロジェクトの村田さんや本木さんがプレゼンをする場に、代表の加茂もプレゼンテーターとしてご一緒する機会も多くなってきました。

それが表しているように、かものはしがNPOとして社会課題を解決しようとしていることと、僕らの会社が企業として社会課題を解決しようとしていること、そんなに大きな違いはないんじゃないかなと感じています。

社会を良くしたい、社会に良いインパクトを与えたいというのは、みんなが抱えている想いなんだな、みんな同じだなと最近より強く感じます。


株式会社POLで合宿の集合写真 (松崎は、最後列右から3番目)

 

*****

 

松崎さんが以前まで、「NPOやJICAは社会を良くするために働いていて、それ以外の会社はお金を稼ぐために働いている」と感じていたように、私も以前までは漠然と社会にそんなイメージを持っていました。

でも今は、松崎さんをはじめとした元かもインターン生の皆さんや、たくさんの方々の生き方を聞いていく中で、社会を良くする方法は1つや2つじゃないんだな、色々な関わり方があるんだなというのを実感しています。

松崎さん、素敵なお話を聞かせてていただきありがとうございました!

 

3回に渡って連載をしてきた元かもインターンインタビュー、いかがでしたか?

インターンを始めたきっかけや、そこでの学び、卒業後の活動も本当に人それぞれで、お話を聞きながら毎回ワクワクしていました。

考え方やキャリアは人それぞれでしたが、1つ共通していたのは「自分がやりたい事を仕事でやっている」という事だったなと感じます。

それって単純なことのように見えて、実はすごく難しいことだと私は思うのです。

だからこそ、やりたい事ができている皆さんがとても輝いて見えて、私もそんな人生を歩みたいなと憧れました。

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