かものはしプロジェクト2015年総会報告
date2015.7.14
皆さま、はじめまして。
2015年4月からかものはしでWEB担当のインターンをしている、杉田侑菜です。
2015年6月21日
かものはしプロジェクト2015年総会が行われました。
今回はお越しいただけなかった方に当日の様子をお知らせすると共に、
お越しいただいた方へ感謝の気持ちとともに、
総会の内容をお届けして参りたいと思います。
かものはしプロジェクトは今回の総会で
2014年度事業成果報告、議案決議を行うと同時に
日頃からかものはしを支えてくださる
支援者の方々への感謝の気持ちをお伝えすることを目的とし、開催いたしました。
100名を超える方々が、悪天候の中たくさんの方が会場に足を運んでくださいました。
今日までのかものはし、これからのかものはし
代表村田から、大学生の時に
「子どもが売られる問題」 に出会い
この問題の深刻さを知り、2002年に共同代表である
本木・青木と共にかものはしプロジェクトを立ち上げた経緯、
そして、2014年度のカンボジア・インド・日本のまとめが語られました。
そして、
「"カンボジアとインドのリソース配分について人的にも資金的にも限りがある中で
どのように活動に取り組むか"を一緒に考えていただきたい」
とお願いをさせていただき、総会が始まりました。
CF商品販売の伸び悩み、事業の新たな方針
カンボジア事業の報告は、
現地で活動している共同代表青木・現地駐在スタッフ亀山から
Skypeを通じて行われました。
※当日休憩時間にカンボジアのコミュニティファクトリーで生産されたい草商品の販売の様子
当日の報告では、カンボジアの社会の変化が挙げられました。
かものはしは事業を進めていく中で、
これらの社会の変化に対応する必要性が求められています。
また、警察支援事業は一定の役割を果たし、孤児院支援事業は
2014年度をもちまして支援を無事終了したことをご報告しました。
一方、コミュニティファクトリーでは、2008年以降順調に売上げが伸びていましたが、
2014年以降は伸び悩んでいることをお伝えしました。
今後の課題として、
・カンボジアの社会が変化していく中でかものはしがどのような活動を続けるべきか
・コニュニティファクトリーの可能性・新たな役割は何か、どう変化させていくべきか
などを報告しました。
問題解決のために描いた戦略
インド事業の報告は共同代表本木と清水から発表しました。
インドでの問題解決の取り組みとして、
1,問題の根幹を崩す(加害者を処罰する仕組みづくり)、
2,サバイバーに寄り添い支援を行う
ことをお伝えしました。
また、同じくインド事業部担当の清水から
一人の被害者である"カミラ"(仮名)の実話が語られました。
それは、
被害者である彼女の実の姉も実は人身売買の被害者で、
カミラの母が警察を訴える勇気あるストーリーです。
この話を聞いて、参加者の方々がどう思われたのかを
周りの方と意見や感想を共有していただきました。
また、日本事業担当の朝岡・小畠から、
2014年度の事業報告、そして2015年度の活動計画を行いました。
通常総会
通常総会では、議案議決が行われました。
今年の議案内容は以下の三点です。
①2014年度事業報告および決算の件
②定款変更の件
③役員再任の件
これらの議案は、会場参加者7名の皆さまに表決によって議決されることになりました。
最後に...
今回、初めて総会に参加しましたが、かものはしプロジェクトは、
"いつもあたたかく見守ってくださる皆さまと一緒に前へ進んでいる"
ことを実感しました。
また、ホームページを通じ、皆さまにこれからもかものはしの活動をお伝えするとともに、
子どもが売られない世界をつくるため、今、私にできることに精一杯取り組んで行こうと心新たにする、
そんな会でした。
2015年総会を無事終えることができ、
2014年にかものはしプロジェクトが前進できたのも
ご参加いただいた皆さま、
そして、いつもあたたかく見守ってくださる皆さまのおかげです。
これからもかものはしプロジェクトは
ミッション達成のためにさらなる強化を重ね、活動をしてまいります。
引き続き、かものはしプロジェクトをよろしくお願いします。