【連載】かものはしに入った頃(松島編)
date2005.5.20
かものはしプロジェクトでスタディーツアーを
担当している松島です。
私がかものはしに入ったのは、大学1年の秋。
それから8ヶ月が経とうとしています。
もともとNGO、NPOなどの活動に興味があり、
「自由に時間が使える、大学生のうちに何かしてみたい! 」
と漠然と思っていました。
でも入った頃は、右も左も分からない…。
そんな私が一番最初にした仕事がこれです。
「かものはしプロジェクトとして学園祭に
カンボジアコーヒーの模擬店出店」
一見、ただの模擬店の出店でした。
でも、サークルが行うのとNPOという団体が行うのとでは
あまりに大きな違いがありました。
「どんなものを売ったら一番利益が出るのか」
「何個仕入れたら一番利益が出るのか、」
「それはなぜ? 」
この模擬店の目的は、売上げをカンボジアに寄付する事。
「なるべく多くの金額を集めるため、
1つ1つの段階で最良の選択をしていかなければならない」
という仕事の重さを感じたものでした。
学生のサークルのノリとは全く違う、
ということに 戸惑いながらも、 新しい問題にぶつかるたびに、
そこで成長していく自分を感じました。
そして迎えた学園祭当日。
「かものはしプロジェクトの模擬店」に、
たくさんの人がお客さんとして来てくれたり、
カンボジア風コーヒー作りを手伝ってくれました。
「かものはしは、こんなに多くの力に支えられて
成り立っているんだなあ」ということを、感じることが
出来ました。
またこの春に行ったカンボジアスタディーツアーでは、
かものはしのカンボジア事務所を実際に訪れ、
そこでパソコンを学ぶ子ども達に出会うことが出来ました。
日本でかものはしを支える力は、
実際にカンボジアの子ども達まで届いているんだ、
ということを、自分の目で見て感じることが出来ました。
この8ヶ月間で、自分が得た事は大きいと思います。
「あのとき思い切って、かものはしに入ってよかった」
と心から思います。
大学生活を実りあるものにするのは色々ありますが、
ただのボランティアには終わらない、かものはしでの活動で、
色んなことを経験・成長出来ることも、
その中の大きな1つの選択肢だと思います!
松島由佳