プラスαを追求する

言われた事だけをやるのではない。
最高のアウトプットまでの、プラスαを追い求める姿勢。
それが今の僕に足りないものなのだろうか？

先日、前に仕事をやらせて頂いた方々と集まって
反省会を開いて頂いた。

Web制作の仕事で、何とか動くWebサイトを作ったのだが、
お客さんの求めるものとずれてしまっていた。

結局、その後のWeb改造などは受けることが出来ず、

他の業者が作り直す事になってしまった。

御世話になっている団体からの仕事だっただけに
非常にほろ苦く、悔しかった。
今まで、僕はその仕事がうまく出来なかった原因を

・ビジネスコミュニケーションの未熟さ
・デザインスキルの未熟さ

が原因だと考えていた。
デザインは当初外注していたが、仕事が進むにつれて、
内部でデザインをちょこちょこと修正したりしていた。

だがその修正でのデザインの質が低く、
言われたことしかできていなかったのだ。
この事に問題の根本があると僕は考えていた。

しかし、相手が一番問題ととらえていた事は
違っていた。不満はスキルに対してというより、

この仕事に対する僕の姿勢にあったのだ。

　－プロジェクトを一緒に作りあげるという共同意識
　－必要最低限を上回るアウトプットを目指す探究心

この仕事に関して僕自身、
マネージャーとして効率よく仕事を回す事、
お客様に言われた条件をクリアする事、
この2点にとらわれてしまっていたと思う。

お客様は発注先としてかものはしを選んで下さった。
このことに、僕は上に挙げた事を実現する力、
「言われた事だけをやるのではなく、
　それ以上のものを追求しようとするエネルギー」
が期待されていたことを感じるべきだった。

スキル面ではまだ他社に劣るかもしれないが、
仕事の関する熱意ではどこにも負けないつもりだ。
かものはしにはミッションがある。

だが今回は「言われた事を実現する」「スタッフを管理する」
という、必要最低限のことを完遂する事に執着してしまい、
「期待されている以上の、新しいアウトプット」
を追求する姿勢がかけてしまった。

「言われた事」プラスα　で最高のアウトプットになる。
今の僕にはこのプラスαへの貪欲な探究心が必要だ。　

お客様にも部下にも同僚にもサポーターにも、

自分の姿勢をいつでも問われている。

どんな仕事でも、こちらの熱意が伝わらなければ、
次の仕事を得ることはできない。
それを、肝に銘じておかなければいけない。

青木健太