2005年度の方向性は
date2005.3.22
代表の村田です。3月13日に次年度の方向性を話し合う場を設けました。
来年度カンボジアで行うこと、日本での資金調達方法、システム開発のオフショア開発計画、人事、財務、などなど、2005年度に行うこと全般を話し合い、合意を取りました。
来年度カンボジアではIT労働市場調査を行い、後半は2006年度に本格的に始まる、英語とパソコンの職業訓練センター開始のための準備をします。
ITの労働市場調査を行うのは、カンボジアの中で就職するためにはどういうスキルが必要なのか、職業訓練の内容を考える前に定義する必要があると思ったからです。多くのNGOが職業訓練を提供していますが、卒業生のうち50%が就職出来れば成功している方だと言われています。
私達は、より多くの子どもが職を得て経済的に自立出来るようにせねばならないため、就職率を上げるために、必要なスキルの定義を調査してからそのようなスキルを持った人材育成のプログラムを作っていきます。
日本では2005年度後半から、システム開発事業部がカンボジアとのオフショアビジネスを
確立するために、カンボジアとの仕事のやり取りを開始します。
これがうまくいくかが、一つの山場になると思っています。
また、会員事業、法人営業など、日本でシステム開発の仕事をうける分がオフショア準備のために少なくなる分、今年は資金調達の拡大を行っていきます。
かものはしプロジェクトも、来年度から専従として必要となる人材が増えました。
私は今年の4月で社会人2年目になります。青木は東大を中途退学し、途中から専属になりました。本木は4月から就職する予定でしたのびざかりのベンチャー企業の内定を断り、かものはしで働くことを決めました。
創設メンバーである3人が、専従職員になり、いよいよ好きなことから仕事としてかものはしの仕事に取り組むことになりました。
本木自身はまるでなんでもないかのようにサラリとかものはしに就職すると言いますが、それまできっとものすごく考えたのだと思います。
今のかものはしには彼が必要で、組織を作る上でも、全体の戦略を考える上でも、彼の果たす役割は大きいので、彼が引き続きフルで入ってくれることで、この組織が大きく成功する可能性が更に高まりました。
これは、私にとって非常に嬉しいことでした。
彼のように非常に優秀な人材をフルタイムのスタッフとして雇えることは組織のとってとても良いことだと思います。
しかしその一方で、優秀な人材を確保しておくために、最低限の生活が送れるように給与を保障出来なければ、そのような人材を得ていられるのも一年~二年が限度でしょう。
そのことは、もう自分自身良くわかっているので、ますます頑張らなければと思いました。
また、2005年度の法人営業、会員事業は、私が中心となってマネージメントしていくので、
自分のやっている仕事の重要性を認識するとともに、気合を入れた日でした。
村田早耶香