「インド北部において子どもたちや若者を性的人身売買から保護する活動」に関する報告書
date2014.2.4
昨年度に実施された
「インド北部において子どもたちや若者を性的人身売買から保護する活動」
の報告書が、
ボランティアさんのご協力により翻訳されましたので、
同報告書とボランティアさんからのメッセージをご紹介します。
プロジェクトの概要は以下です。
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地域:ニューデリー
期間:2012年4月から2013年3月の12ヶ月間
実施主体:Rescue Foundation
内容:インド北部にある人身売買の目的地において、
性的人身売買から子どもたちや若者たちを保護すること。
そのために人身売買が疑われる場所にてのべ121回の調査を実施、
警察とともに13回のレスキューを実施、65名の被害者を保護した。
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報告書(PDF)
かなり強めの意訳をしていますので、
正確な内容を知りたい場合には英語版を参照してください。
報告書英語版(PDF)
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翻訳してくださったボランティアさんの声を最後に紹介いたします。
薮内 理予様
私がかものはしプロジェクトで関わった最初の翻訳ボランティアは、
2011年度報告書の英訳でした。
当時(2012年夏)は、
かものはしがインドへの本格的な展開を始めたところであり、
インドの団体にかものはしの活動について知ってもらうことが翻訳の目的でした。
それから約1年たった今回の翻訳は、
日本の方々にかものはしのインドパートナー団体の活動や
パートナー団体との共同プロジェクトの内容をお伝えすることが目的でした。
翻訳目的や対象者の変化から、事業は1年でこうも前に進むものかと、
改めてかものはしの事業推進力に驚きを覚えました。
今後も翻訳含め様々な形で、
かものはしの事業推進の後ろ支えをしていければと思います。
木村 希様
私はインドのレスキューファンデーションの
データ集計からお手伝いさせていただきました。
かものはしの説明会でインドの状況については聞いていましたが
実際リアルなデータが手元にくると、
あまりに多くの若い女性たちが被害にあっていることを知ることとなり、
正直かなりショックでした。
作業初日は嫌な夢もみたほど!
(次の日からは "ただのデータ集計"と考えて作業したので大丈夫でした)
おそらく今までは世界のどこかの話だった事が、
自分に「現実」として突き付けられたからだと思います。
しかし、そのデータがかものはしのWEB上で公開された時
自分のしたことは少しでしたが、
その後たくさんの方の手で素晴らしい分析となっていたので、
それに携われた事をたいへん嬉しく思いました。
ちょっと達成感でしょうか。
今後もなんらかの形でお手伝い出来ることがあれば
続けていきたいと考えてます。
古平 英里子様
今回初めて翻訳のお手伝いをさせていただきました。
微力ではありますが、苦境と闘っている少女達のことを考えながら取り組みました。
色々な形で「かものはし」をサポートされている皆さまと
思いを同じくしている者として、
参加することができたことを嬉しく思います。
チームでご一緒させていただいた
木村さんと薮内さんには大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。
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薮内様、木村様、古平様
この度は報告書翻訳にご協力いただき、
まことにありがとうございました。